本日発売!
新刊です。山口組分裂抗争のあおりで、表紙が凄いことに。ちゃんとした歴史本のつもりですが、暴力団コーナーにしか置かれないでしょうね
。

内容は、日本史は土地争いの歴史であった。しかし租税がある以上は公地であって、歴史上で土地を私有(不輸不入=徴税に応じないし、徴税官を入れない)した勢力は、戦国大名(と徳川将軍家)しかありません。というもの。
もうひとつ、ヤクザ(暴力団)が任意団体なので、収入に対する所得税が発生しないの、知ってますか? 壊滅作戦とかしないで、法人化して税金を取ればいいではないか。という主張です。

歴史の本なのか「社会・事件」の本なのか、書店員を悩ますことになると思います(分類コードは歴史ですが)。それが版元の狙いでもあるわけで、このタイトルを成り立たせようとした著者(ワタシ)の苦労もお察しください。
歴史好きには、こんなところが興味を惹くかも。
・道鏡神託事件は、藤原一門(貴族)の土地私有(荘園確保)のための謀略だった。
・和気清麿は道鏡の配下の者だった。・孝謙(称徳)女帝は密殺された?
・卑弥呼(ヒミコ)は日皇女か日巫女だった?
・桶狭間の合戦は、織田勢800対今川勢300の戦いだった!
・明智光秀は一向宗(浄土真宗)を味方にすれば、秀吉に勝てていた?
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コメント
横山様
とても楽しく読ませていただきました。
私は1958年に門司で生まれました。大長さんの息子が2歳上の姉の同級生で、小学生の時にお父さんが亡くなったことを
新聞で見てびっくりしました。のちに武闘派やくざとか言われてましたが、同様の人種はいくらでもいた記憶があります。
昔のことを思い出して懐かしかったです。高校生のとき
八幡大学の文化祭に甲斐バンドを見にいったのも懐かしい思い出です。
次の作品も期待しています。
投稿: 松本聡 | 2016年7月18日 (月) 09時24分
松本聡様
ご購読、まことにありがとうございます。同郷の方に読んでいただけるのは、望外のよろこびです。
大長さんのご子息が同窓とのこと、門司港地区ですね。アドレスをいただいていますので、門司港のことについては後日メールでお話しします。
私は小倉に近い新興住宅地(当時)だったので、いたってのんびりとした少年時代でした。八幡大学附属高校に通うようになって、北九州の荒っぽい側面を知ることになりました。工藤會を取材するようになるとは、夢にも思いませんでしたが。ではまた。
投稿: 横山茂彦 | 2016年7月18日 (月) 12時46分