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2007年8月21日 (火)

アイウェア・グローブ選び

 お暑うございます。盛夏の暑気が抜けたかと思ったら、安定的な残暑の到来。炎天下の中をポタリングする私の脚も腕も、ややオーバーヒート気味です。
 で、今回は真夏のポタリングを快適(不快?)にするウェアのご紹介。まずは下記URLの続編、アイウェア選びの結末ですな。

http://07494.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_0e80.html
 選んだ(作ってもらった)のは、これRhlux (写真・Zerorh+LUX RH544-08)です。価格はフレーム本体が22050円、遠近両用カーブレンズ(SBR 50%・UV400 )が27300円の合計49350円也。自転車用サングラスとしてはちょい高いが、ライディングにも使える眼鏡を作ったと思えばチョー安い、のではないだろうか。
 ちなみに、こいつを作ってくれたのはスポーツサングラスでは有名なオードビー(下記URL)。

http://www.eaudevie.co.jp/

 お洒落で高そうな店がもっとも安かった、というアイウェア選びの顛末だったのであります。同じものが大手高級眼鏡チェーンで8万円、独立系店舗で同じく8万円、スポーツサングラス専門店で9万円の見積もり。
 そのわけは、オードビーの社長がド近眼(失礼)で価格設定を誤った? のではなく、ド近眼(失礼)のゆえに「レンズは安く供給」がモットーなのだそうです。つまり、いまや眼鏡レンズもオープン価格の時代で、私の場合はコダック社製のレンズでしたが、上記の価格でも利益は出るとのこと。そのむかし、流行のラルフローレンの金属フレームが2万円台の後半で、プラスチックレンズの価格を併せると5万円以上はしていたんですから、まぁ安くなったなぁ……と実感いたしましょう。その使い勝手はというと、まぁ掛け具合は快適なんですけど、インナー(鼻に近い部分)にカーブレンズに特有の揺れ(傾き)があります。その代わりに、アウター(耳に近い部分)の視界が広い。したがって、前方視認における「揺れ」のストレスと後方視認のラクさがあるといったところ。他社製品との比較では、剛性においてオークリィに数歩劣り、フィッティングの面ではルディープロジェクトには敵わない。ただし、軽さと掛けやすさ、デザインでは(好みの問題だけど)圧倒的に軍配が? ま、好みです。
 ところで、私の真夏のポタリングを不快にしている物どもをご紹介しておきたい。こいつらなんです(写真は左からLAKE BBB LGS)。Lake
BbbLgs_2   まず、いかにもパッドが分厚いLAKEのハーフフィンガーは、春先に買ったものでまぁまぁ合格。しかしながらパッドの分厚さゆえに、STIレバーが握りにくいという事情で2軍降格。つぎにパッドの薄い BBB(スピードライナー)を買ったわけですが、こいつが食わせ者でした。ナイロンとポリエステル主体の生地が伸びる伸びるのすえに、コワモテのシワとなってデリケートな手のひらを蹂躪……。私のサイクリングは手袋との戦いになったのであります。
「今日はおてやわらかに」などと、手袋にご愛想を言いながらのポタリングが楽しかろうはずもなく、自転車と同じブランドの LGS(SIERRA)を購入。こいつ、昔のツーリンググローブみたいでカッコいいです。 BBB(スピードライナー)の教訓から「パッドのないグローブはシワが寄りやすい」LAKEの教訓から「パッドは薄めがいい」を忠実に実行した結果、このグローブは私の要求をほぼ満たしていました。ところが……。
 日焼けがもの凄いのである。手の甲にあたる網目をそのままコンガリと焼いた状態を思い浮かべてみてください。そう、私の手の甲は豹の毛皮さながらに、斑点の図柄が入ってしまったんです。お勧めできません、このグローブは! というか、そもそも私が3つも買ってしまったグローブは、いずれも手の甲に隙間ができるタイプなので、日焼け対策がダメなんです。この点では手のひら側にアジャスターが付いてるOGKのグローブがよろしい、というか相棒が不具合なく使ってるので良いとしておきましょう。今年のモデルでは3D裁断という工法も使っているようなので、試してみてください。
 ただし、指のあいだの縫い目(とくに親指と人指し指の間)が激しいライディングによって痛みを発生させるのは、どのメーカーのでも同じなのではないか。つまり、サイクルグローブなんぞは使わないで「素手がいちばん!」なのではないか? というのが私の発見です。いいグローブをご存じの方はお知らせくださいっ! まぁ、安物ばっかり買ってるから、自業自得なんスけどね。
 Photo 閑話休題……。写真左は真夏の水元公園(圃田地区)、右は坂川の献灯祭。Photo_2 真夏は暑いからこそ涼が愉しめる。体重10キロ減であまり汗をかかなくなった私は、ほとんどエアコンを使ってません。みなさん、自転車の乗って念願の減量を果たし、エアコンを使わない生活をしましょう。写真下は「お気をつけて、お嬢さん。浴衣の出番だね!」(in坂川献灯祭)。Photo_3
 さてさて、相棒の思わぬ浴衣事故(小指骨折)でクルマ送迎介護をするようになって、私は深く実感したことがあります。数カ月ぶりにクルマに乗ってみると、私の運転は以前にもまして慎重になっていました。もう、臆病なほどに。これ、自転車の感覚でクルマに乗ってるからなんです(パニックブレーキのさいにも、咄嗟にハンドル=ブレーキレバーのつもりを握りしめてたり・苦笑)。
 そもそも、クルマの場合は幅の狭い道路でも40~50キロの高速走行でOKなのは、信頼に足る交通法規というかドライバー同士の了解があるからだと思う。私の場合、その信頼が根本から揺らいでいたのである。そう、車道脇や歩道を疾駆する猛獣たちの影に怯えながらの走行が日常化していたからなのだ。
 その猛獣たちとは、歩道爆走中高生通学チャリ・携帯メール片手走行娘・前後にガキ搭載重量級ママチャリ・風景眺め前方不注意チンタラ走行オヤジバイク・ブレーキなし暴走ピスト・突如走路変更婆さんチャリ・夜間逆走無灯火チャリ・ノンヘル自爆寸前ローディー・ほか多数。こいつらはハッキリ言って、まっすぐ走らない(走れない)とか突如として暴走するので危険です。こっちは死んだふりをして、とっとと先に行かせましょう。
 ことほどさように、自転車というのは危険な乗り物なのです。自転車乗りの立場からクルマのドライバーの不注意を批判したり、自動車資本主義と自動車優先の交通行政を批判するのも確かに理由はあります。しかしながら、無法自転車の野放しもまた批判されてしかるべき現実なのです。自転車の歩道通行事故も少なからず報告されている昨今、本気で自転車規制(免許制はともかく、保険登録や定期講習の義務化)をしてもいいんではないかと、私はひそかに思う。みなさんのご意見はどうですか?

 現在、熟読中の本は『家康の父親は武田信玄だった!』(武田憲明・杉山光男=ぶんか社文庫、八切止夫上杉謙信女性説の検証も)、『戦国史疑』(桑田忠親=講談社文庫)、『影武者徳川家康』(隆慶一郎=新潮文庫)、いずれも徳川家康は二人いたとする説の作品と論争。この説の原史料ともいうべき『史疑徳川家康事蹟』(村岡素一郎=民友社・明治35年刊)を読まなければ、少しも前に進めないんですが……。

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2007年8月 9日 (木)

東京外環道ポタリング--秘密の隠れ家的スポットを探す 二日目--骨折!

 骨折しちゃいました……。
 うん、骨折しただって? 外環道のポタリングでか? さては無理して国道の本線(298号線)に出たんだろ? 脚力もテクニックもないくせに。
 いいえ、ちがいます。
 じゃ、何なんだよ!? 折ったのはどこの骨なんだ?
 足の小指を、斜めに亀裂骨折なんです。それも自転車に乗っていてではなくて、花火見物の帰りにちょいと躓いて、下駄をすべらせてコキッ(たぶん、そんな音が)と……。
 バッカだなぁ、お前。だいたい、そそっかしいんだよ!
 いえ、私じゃなくて相棒なんです。久しぶりに二人して浴衣を羽織り、松戸花火大会の会場は自宅から至近の距離なんですが、まだ真下から大輪が弾けるのを観たことがない。というわけで、人込みの中を江戸川CRの土手に物見湯山……。
 真夏の夜の火花の饗宴、じつに綺麗だったです。で、結果は悲惨です(写真右下は松葉杖の練習をする相棒)。Photo 車重が重たい外装6速のシティ車の4速で、江戸川CRの長いスロープを難なくスピード登坂できるようになった(脚力が出来てきた?)という矢先に。
  Photo_4 左下の写真は「松葉杖の使い方」を、懸命に検索している彼女。だいたい、そそっかしいんだよ!(笑い)。もう秋までは、いろんなツーリング計画も御破算だねっ。
 とまぁ、いろいろ大変なんですけど、内臓疾患とか循環器系・呼吸器系の疾病とかじゃないんで、いたって明るく過ごしてます。と言いながらも、一昨夜は帰宅途中に救急車に運ばれる始末……(じつはこれで2度目=1度目は何と銀杏の食べすぎ・アホか)。
 今回は慣れない松葉杖で首筋の筋肉に負荷がかかり、その過程は頸動脈圧迫→血圧上昇→重度の頭痛→CTスキャン→MRI。結果は、脳内血管・脳波とも異常なしとのことですが。もう、つき合わされる私のほうも大変で、しばらくはクルマでの送り迎えなんです(涙)。

 などと、家中の大変さをブログで愚痴っても詮なきことです。
 ことさらにプライベートを晒すことで、このブログを私事日記的に収斂するのは、わがポリシーにもとるのではないか。形の上では全世界に発信しているのでありますから、読んだ方が「非常に参考になる!」ような中身でなければならない、と思うのです。

 で、行ってまいりました。表題の「外環道ポタリング--秘密の隠れ家的スポットを探す」の二日目に。その結果はというと、あ・り・ま・せ・ん・で・し・た……orz 。
 私がボーッと自転車を走らせていて、見つけられなかった。というのではなくて、ほぼ壊滅しているのです。70年代的喫茶店というか、きっと80年代のも。埼玉東南地区の喫茶店群は、ほぼ壊滅状態でした。
 それなりにネットで検索して、目星をつけた三郷市戸崎、八潮市、吉川市、三郷中央、三郷駅周辺。その昔は喫茶店であったらしい店舗の残骸、看板だけが残っている店、CAFEという文字の形が無残にも壁からはぎ取られた店……。そんなんばっかりでした。
 今回の成果である右写真は、かろうじて三郷セレブ御用達(本当にいるのか? 私が訪ねたときは、妙齢の和装美人が二人。Photo_5 ほかは近所の愚痴を語り合うご婦人たち)といわれる三郷駅北口を西に一本入った某店。妖艶な女店主はいませんでしたが、肥り気味の女史と美少女のウエイトレスがいましたっ。でも、駅前から一本入った程度では「隠れ家的スポット」とは言えない……ですよね。
 左の写真はどうです?Photo_6  いかにも70年代的な店の中に、真夏の木漏れ日が癒すようにささやく。でもこれ、馬橋(松戸市中部)の古くからある喫茶店なんです。何となく、懐かしさを堪能してきましたけどね。もひとつ、右下の写真(卵カレー丼=500円)はどうよ?
 これも新松戸(流山市との境目)の隠れ家的某有名店……。Photo_7 オーガニック素材食材&第三世界系ボランティア(意味わかります?)の美人母娘がやってるいい店なんで、URLを晒しちゃいますね。ぜひとも、ご贔屓に!

フーカフェ
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/foocafe/

 だいたい、森の中の一軒家的隠れ家喫茶店なんてのは、私の妄想の産物だったのかもしれないと反省しながら、ひそかに再起をはかりつつ。物足りないので、もっとも大きかった成果を披露しませう。なんと、外環道に代わるルートを発見(偶然にも)したのです。写真をごろうじあれ。そう、私が得意の水路道です。
 Photo_8 こーんな感じで、延々とピアラシティ(URL参照)まで延びて、さらにそのゆくえは旧三郷団地方面へ。

ピアラシティ(イトーヨーカドー三郷店)
http://www.e-itoyokado.jp/231/

こんど、終結点を突き止めておきますね(今回は炎天下の疲労のため、追跡を断念)。この日の徒労な走行距離は、三郷→八潮→三郷→吉川→三郷→新松戸→松戸、84キロほど。
 写真右下はピアラシティ側から水路道を活写(水路の両側に舗装路がありますんで、風景は良いが路面の悪い並木道は、避けたほうがよろしいかも)。Photo_9
 以上、真夏の挫折劇でありました。

 

  追伸。ここ数日で、本格的なランドナー系(ツーリング車)を3台目撃。
 Photo_10 その1台は北千住のディーラーで、学生さんが和歌山の自宅までロングツーリングとの深谷DAVOS(写真は某販売サイトから)。
 真っ赤なフレームに純白のバーテープ、フロントバッグとリアサイドバッグの取り合わせがじつに若々しくて綺麗でした(ワタクシ的にはバスタ社製のリアダイナモが、どうにも堪らない)。
 ツーリング用具が整いしだい、その日の午後から箱根越えに出発という彼の無謀な計画は、池本店長に「小田原で一泊して、体調を整えてから箱根越えを」と諭されていましたけど、まぁ若いうちは無謀な計画もいいんじゃないかと思う。
 2台目は水元公園で、黒フレームのロードバイクにマッドガード装備のお兄さん。やはり白のバーテープと銀色に輝くリム(アルミだけど)が私の目を惹きました。ツーリング用途ではないのかもしれないけど、うーんクラシカルなおもむき。
 3台目は初老のツアラー氏(江戸川CRで)。バーテープはお約束のブルックス社製の本革、もう十年以上は乗ってきたのであろう青いオリジナルフレームの年季の入ったこと……。やっぱり真夏のツーリングはランドナー仕様ですね。すぐにも愛車を真夏らしい白いバーテープに替えたいところ(本革は残念ながらSTIレバーに似合わない)ですが、まぁ来年の初夏までには。
 最近の自転車雑誌は各誌とも、ランドナー小特集(URLは二玄社「バイシクルナビ」マガジンハウス「ブルータス」)を編んでいますので、ぜひとも参考にしてください。ロードレースもポタリングもいいけど、やっぱりスポーツ自転車のワタクシ的な王道は、ツーリング万歳! なのであります。

バイシクルNAVI(編集部ブログ)
http://www.bicycle-navi.net//cgi-def/admin/C-010/blog/tdiary/index.rb?date=20070625
ブルータス(8月号)
http://www.brutusonline.com/brutus/issue/index.jsp?issue=620

 久しぶりに都内をクルマで走り、目についたのもチョイ乗り親父のランドナー。メッセンジャーのピストとクロスバイクが圧倒的に多かったけど、輝いてるのは親父さん。その禿げ頭と銀輪にしびれました。

 次回の記事は、前に約束したまま放置プレイになってしまってるアイウェア(サングラス)選びの顛末、手のひらが痛いサイクルグローブに悪戦苦闘などと、つまらん愚痴も(苦笑)。夏の甲子園大会も始まっちゃったし、NHK大河ドラマ「風林火山」のガクト長尾景虎(上杉謙信女性説をかなり意識してるぞ!)も気になるところ。ではまた。

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2007年8月 3日 (金)

東京外環道ポタリング--秘密の隠れ家的スポット探し(一日目)

 ついに梅雨明け! って、ずっと晴れてたような曇ってたような、何だかよく分からない長梅雨であったぞ。ここまで引っぱられてしまうと、もはや待ちに待った夏という雰囲気でもない。今年は3月がメチャ暖かだったし、5月の段階で私の腕と脚はもう真っ赤に日焼けをしてましたしね。
 とはいえ、夏本番の声に太陽が燦々と降り注ぐのが好きな私がジッとしていられるはずはないのである。ふつうなら海や山なんでしょうけど、ジリジリと照りつける日差しの中を汗にまみれながらのポタリング……(笑い)。しかしながら、ちゃんとした大目的が二つほどあるのであった(毅然と)。
 まずその一つは、愛車のオーバーホール(走行距離3000キロ越えでガチャガチャのチェーンと異音がするペダルの交換・山がなくなってたカンチブレーキシューの交換・リアのギアの不調改善・リアハブのグリスアップ)を敢行したので、ロングライドによるその実走確認。いま一つの目的は、ひ・み・つ・の隠れ家的なスポットを探すこと。
 何のための秘密の隠れ家なんだ? べつにセカンドハウスというわけではありません。文字通りの意味の隠れ家的スポットであって、まぁ昼間の時間を過ごすカフェ(もしくはスイーツのお店)。
 ほうほう、するってぇと、昼間っから秘密のデートなのかい? いいえ、相棒(カミさん)以外に特定の相手がいるわけではありません。ただ、その探したい店は私の妄想によると、森の木漏れ日のなかに瀟洒なたたずまいを見せ、店主は妙齢の未亡人。Photo 彼女はトスカーナ滞在中におぼえた手料理とブランデーの効いたサバランが上手で、自家焙煎のカプチーノも絶品。不幸にして夫に先立たれたものの、子供たちは独立して悠々自適の日々。そんな彼女に悩みがあるとしたら、少しばかり緩んできたウェスト。※右の写真はイメージです。
「イヤだわ、もう……。こんなになっちゃって」が何となく独り言の口癖。そこで私がウェストシェイプアップのために、自転車に乗ることを勧める。自転車普及人の面目躍如!「でも、あたしに乗れるのかしら?」(彼女)「御心配なく、手どり脚どり教えますからね」(私)「じゃ、やってみるわ」(彼女)。
 で、数日後のこと。「マダム、このサイクリング用のインナーをどうぞ」と、パールイズミ製のインナーパンツを勧める私。「こ、こんなものを?」(彼女)「あ、下着はつけないでくださいよ。ブラジャーもパットの入ってないスポーツ用ブラを準備してありますから」(私)「そ、そうなの……。でも、何だか恥ずかしいわ。着替えるの、手伝ってくださらないかしら」(彼女)「いいですとも、ニヤリ」(私)。
 ゆっくりとシルクの高級ドレスを脱ぎ、その豊満な肢体をあらわにする彼女。やおら全裸になったところ、彼女は足首をトゥクリップのストラップで拘束されるのだった。「なっ、何をするの!?」(彼女)「ふふふふっ、もう覚悟を決めなさい。長年のクルマ生活で弛んだそのウェストを絞るには、半端なケイデンスでは覚束きませんぞ。さあっ、ヒップの谷間が汗で濡れるまで漕ぐんです! さあっ」(鞭を振り上げる私)。「そ、そんなぁ……」(彼女)。
 バカですか? 真夏の妄想……!? でも、このシチュエーションは気に入ったぞ。次回作の冒頭に使いましょう。SMハードサスペンス「嵌められた真夏の未亡人--第1章 白昼の自転車調教」(笑い)。官能サスペンスというよりも、チープなお笑い小説が身上なわけだし。
 いえね、マジメな話。店主はハゲ親父さんでもお婆さんでもいいんですけど、昼間に読書のできるスペースが欲しいんです。夜にしか執筆できない怠け者の性格のうえ、秋には企画が進行中の謎解き歴史本の原稿を書かなければならないので、膨大な史料の読み込みが課題なのであります。
 たぶんこのままでは、昼間は夏の甲子園大会をボーッと観てしまい、夜はさし迫った依頼原稿に集中。となると、史料を読む時間がないっ! したがって、秋に実りのある仕事ができるはずもなし。これまでは、昼間は水元公園の木陰で緑陰読書という小洒落た気分でもよかったけど、熱暑のこれからは公園じゃ無理だ。というわけなのです。
 Photo_2 そこで、外環道(高速道路に付随した国道298号)に出撃しました(写真は埼玉県側の水元公園・愛車はこの直後に風で転倒=ああっ! 台風5号の強風によりSTIレバーに擦過傷……orz まぁ、車体のキズは走りの勲章。って、走ってもないのに……)。
 ところで、なぜ国道298号なのか? よくは分かりませんが……、30分ていどで到着するような近場の店ではダメで「いよいよ隠れ家に来た!」という覚悟と申しますか「ここで2~3時間は粘って、大いに勉強をするぞ」という感じが必要なんですよ。
 見知った喫茶店の数も多く、緑の多い松戸のほうがいいんではあるまいか? いいえ、県境を越えることが肝要なのです。昔でいえば国境(くにざかい)、そう埼玉県は他国なのでありますから、気分もいたって新鮮で。というよりも、平坦な外環道の風情が何となく灼熱の夏を感じさせる。酷暑から逃れるオアシスが欲しい=気分は真夏。←これが正確なところかもしれない。
 外環道(国道298号)は写真のような感じです。Photo_3 アプローチの側道(違法駐車が多いですね)、花も見れて田畑を見渡せる歩道Photo_5 、本線への進入路。Photo_6
 この国道298号の本線を自転車で走る肝だめし、あなたもやってみませんか? 私はパスです、怖いです。何度かこころみたものの、大型トラックやダンプカーの風圧を受けてはヨロヨロ、高速道路の防風ドームと防音壁にとどろく轟音に肝を冷やす……。
 Photo_7 写真のとおり、路側帯は広いところで1メートル弱はあるんで必ずしも無理ではない。側道が途切れるところで本線に出て(歩道への段差突入を嫌い)、交差点を突破! ←この場合も信号待ちでないと出来ません。信号待ちからややフライング気味にスタートし、後続のクルマに「おいっ、自転車がゆくんだよ!」と自己アピール。猛然と交差点を渡り切ったところで、つぎの側道に逃げ込む。←これでOKです。
 最初から信号が青のときに交差点を渡り切るのは、かなーり難しい。何しろ本線のクルマは時速70キロ巡航で、はるか彼方に見えていたトラックも、交差点の途中でグワンッ! ゴワンッ! と、すぐそばを風圧を寄越しながら駆け抜けて行くんですから。それでも、たまに本線を走る競輪選手や勇敢なローディを見かけますね。根性あるなぁ……。
 長い距離を時間をかけて、ゆっくり粘り強く走ることに根性を見いだしている私は、ときにゆったりと歩道を(ま、ポタリングっスから)、クルマの入ってこない側道を快走。どうです、外環道もけっこう緑が深いんです(写真は三郷市南部)。Photo_8
 下の写真は中川渡河の橋。草加市街までは、ほとんど唯一の自転車押し区間です。乗車のまま登れないこともないけど、かなり疲れます。Photo_9 水元公園から草加市街までの距離は、おおむね15キロ。このブログを草加市の方が見ておられたら、江戸川CRまで15キロ(のんびり1時間弱)で着けると思ってください。
 さて、秘密の隠れ家的スペースなのだから、あまり市街地の中心では困る。と、ここで私のお腹の都合で昼食タイムとなった。写真は草加市街の紅虎餃子房。Photo_10 2種類の日替わりランチ(メイン2皿・卵野菜スープ・ミニ天心・ミニデザート)が900円、お得ランチが680円。味は日本の中華料理ではない本場的絶品(横浜中華街の中級クラス)と申し上げておきましょう。ただし、お米がマズい。保温のしすぎだね。Photo_11 写真は旧日光街道の松並木と草加駅前。けっこう小洒落た町並みです。
 Photo_12 南に進めば竹ノ塚、足立区と都心に近づいてしまうので、隠れ家探しは西上すること数キロは川口の東、北上すること数キロは越谷の南。ありませんよ、瀟洒なたたずまいの喫茶店なんて……。喫茶店文化そのものが古い(70年代の)ものだし、農地が宅地に変わってから時間の浅い埼玉にはスタバやドトール、ファミレスはあっても小さな喫茶店は望めないのかも。魅惑する珈琲の香りはいずこ、妖艶なる美人店主(笑い)は……?
 写真は越谷レイクタウンの造成地を吉越橋(中川)からのぞむ。Photo_13 写真では何だか分からないんですが、南越谷と吉川のあいだに武蔵野線の新駅とニュータウンが出来るそうで、広大な田んぼが潰されたというわけ。いいのかい国交省? こんなに農地を潰して。
 さらに吉川を草加方面に南下して、草加公園(写真)へ。Photo_14 この公園は競技場やテニスコートを完備した総合公園なのですが、自転車を公園内に入れない方針がダメダメ。水元公園や三郷公園に来る高齢者たちの大半が自転車乗りで健康を維持しているのにくらべて、ここの高齢者たちは隣接する福祉センターでカラオケや文化活動。いや、それ以前に住宅地に渾然と一体化する大規模公園らしい活力が感じられないのだ。すべてが人工的にすぎないだろうか。
 しかたなく、早々に三郷市にもどる(写真は外環道を北に一本入ったところの緑のアーチ)。Photo_15 そして……。ああっ、もう(挫折)……初日はダメであった。と、カッパ寿司で夕食(写真は注文した寿司をゴーッと運んでくる特急=新幹線レーン。ゴーッと走ってくるのが楽しいから、ついつい流れてるネタも注文しちゃう)。Photo_16
 ところで、肝心のペダルとギア、チェーンの具合はというと。ペダルはトゥクリップ用のもの(三ケ島MT-LUX COMPE)Photo_17 に交換して、異音問題も解決。ディーラー推奨のシマノCXチェーンは、さながら鞭のようにしなる(店長の言葉)? グリスアップしたベアリングも、まるでエンジンが付いてるかのような滑走力。握力ばかり使う割りには効かないと不評のカンチレバーのブレーキシューも可で、おおむね満足っス。
 肝心のギアはといえば、高速域(といっても20キロ~30キロ程度だけど)の高速回転は音もなく快適に。ボタンを押して落ちなかった(シフトアップしなかった)り、レバーシフトで飛んだりすることはなくなった。試しに低速域でトルクをかけて変速すると、見事にガキガキガチャン、ジャリジャリッとギアが騒々しい。ようするに「チンタラ走ってるようじゃダメなんだぜ。こっちもちゃんとやるから、しっかり走りな!」と、まるで鬼コーチのようなディレイラー(変速器)? そろそろお前もまともなシフティングを覚えろよ、ということなのかもしれない。ペダリングもシフティングもトルクをかけず滑らかにが基本です、はい。
 この日の徒労な走行距離65キロ。はたして、私の秘密の隠れ家的スポット(美人店主はともかく)は見つかるのだろうか? 今回の失敗の最大の原因は、ネットで下調べをしなかったことだと思われる。この点を大いに反省しつつ、二日目(来週UP)につづく。それなりに、ニヤニヤと期待して待つべし(笑い)。

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