リアルタイムの昨日は、ショップへのツーリング報告と週刊誌取材(来週の月曜日発売の「アエラ」)でブログ更新を休みました。あちらのペースにも合わせんといかんかな~、という配慮は内容的にかぶらないように。つまり時系列的な報告記事よりも、こちらはテーマを絞った中身で相互におぎなうのがよろしかろうと、先を進めます。
石巻を出ると、逆風の雨でした。季節がら、日程の3分の1程度は雨であろうという心積もりだったので、これはまぁ想定内。気が重いのは、ここから先に待っているはずの三陸リアス式海岸のアップダウン。
予想どおり、峠の連続でした。
おーい、また来たぞ、激坂準備! ってな感じです。
と、ここでワタシは今回のチーム編成そのものに根本的な疑問を感じ始めたのであった。というよりも、ワタシの準備不足ないしは力量不足である。前回の仙台ツーリングまでは、平日も毎日走っているという圧倒的なアドバンテージを背景に、ワタシが全体のペースをリードしツーリング全体をコントロールするというものだった。必要とあらば、坂で脚をつくことも含めてね。
だが、渡瀬さんは富山帰省ツーリングの碓井峠越えを機にヒルクライマーとして成長した(体重も見た目より軽い)というか、もともとが本格的な登山家なのだ。しかも苦痛を愛する体育会スポ根系なんである。いっぽうの斎藤さんはというと、トレーラーを牽引している関係(止まると、トレーラーが倒れる)で、こちらも脚をつかない。ふたりともクイクイと登ってゆくんですね。
こーんな人たちに付いて行ったら、こっちの身体が持ちません
。かつて渡瀬さんは、一度も脚をつかなかった碓井峠越えのブログ記事を「この頑張りが渡瀬さんらしい。兵隊さんは死ぬまでラッパを放しませんでしたみたい(笑)」と揶揄されて、時速10㌔をキープして距離を稼いだのだ、と反駁したものである。
だが、ワタシに言わせれば距離を稼ぐというレース志向の走り方はツーリングには適していない。慎重に路面を選ぶことで身体へのダメージを軽減し、なるべく筋肉に負荷をかけないことで体力を温存する。それがロングライドを可能にし、事故の防止につながるという考え方なのだ。時速と距離ということでいえば、登りで脚をついたとしても時速5㌔。脚にたまった乳酸が解消されるのを待って乗り、時速15㌔で遅れを取り戻す。さらに下りの時速40㌔
とあわせて、平均巡航速度25㌔が計算上は出せる(笑)はず。これも乗り降りで疲れるけどね。
いずれにせよ、いまや完全にスポ根登坂というか、形式的な精神主義(脚をつかないというのが目的?)の日本軍のような戦いが始まったのであった。先行する渡瀬さんがクイクイ登ってゆくから、われわれもそれを追いかける。追い抜いてホッとしてると、またたく間に抜かれて置いて行かれる。また必死になって追いかける。まさに地獄である。もうあと3㎏ほど体重を落としてたら、登坂ペースも休憩の間合いも、もっと楽にワタシがリードできたのになー
であった。
それにしても、時間とある程度の予算があればロングツーリングは誰にでもできる。というワタシの信念がゆらぐのは、こういう自転車と出合った瞬間だ。学生ママチャリにも圧倒されたが、こっちは一年半ものあいだ「全国制覇」のために走っている大野さんのママチャリです。
みなさん「東京→洞爺湖」のプレートを見て「すごい!」と言うけれども、一年半の日本一周ですよ。しかも沖縄サミットの時も走ってたという(8年も前じゃん
)。もう凄いとか驚くとかを越えた地平、これはツーリングというよりも放浪ではなかろうか。
同じ連続激坂でも、こちらは天候に恵まれて激楽しかった重茂半島。三陸海岸の秘境と呼ばれる地です。
われわれの経験では、国道の坂(勾配率)は規制があるのか、それほどでもない。県道や市道、それに「○○ライン」という感じの尾根ルートには、信じられないような勾配率があるんです。ここも凄かったですよ、自転車を押しても上がらないような角度もあるんスから。
登りつめた道はベタ楽しかったけどね。
山間の絶景、海に浮かぶ秘境。鳥のさえずり、肌をなでる風。しあわせでした。
ここから「とど岬」(本州最東端)まで往復8km弱。
水も食料もあるのでインパール作戦ではないものの、装備(靴)がSPDシューズじゃあねー。これも日本軍の行軍です(苦笑)。おかげで足首がだるくなりましたとさ。
ま、いちおう記念撮影。ここ、けっこう寒かったです。いや、まだタンポポとかレンゲの季節(関東の4月ごろ?)なんですね。東北は思っていたよりも寒い……。
重茂(おもえ)漁港にて。ツーリングは青春(人生)だぜ! 岩手テレビに出演した関係で、釣りのオジサンから「あんたら、あの三人かい?」と声をかけられる。
まだまだ、坂道はつづく。あした、飲み会(祝!ツーリング洞爺湖完走)なんで、つづきは来週の心だ(笑)。
人気blogランキングへ ポチっとな
。
最近のコメント