2024年8月19日 (月)

新刊です。三島由紀夫のガイドブック

 ここ数年、取り組んできた仕事です。文芸批評というジャンルになりますが、勝手な解釈や恣意的な作家論ではありません。三島由紀夫が通った店、旅先での定宿、ゆかりの地をガイダンスしたもので、わかりやすい読書の案内になると自負しています。とくに最後の大河小説『豊饒の海』は、難解な部分(仏教概念の「阿頼耶識」とラストの「何もない場所」)が、ながらく謎とされてきました。わたしなりの解説をしています。作品の市ヶ谷事件との関連が、自決そのものの謎をも解明できると思います。

 

とはいっても、街歩きのガイドブックですので、気軽に楽しんでいただければ幸甚です。扱った店舗・宿の数は100店をこえました。ただし、このかんのパンデミックで休業・閉店を余儀なくされた店も多く、まことに残念なことです。過去の廃業店も紹介してあります。ご購読のほど、よろしくお願いいたします。

太田出版の案内

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2024年5月30日 (木)

薫風かおる日々

もうすぐ梅雨入りだそうですが、雨があがれば爽やかな日々。文学関係の仕事で忙しくなりましたので、走る時間がありません。

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2023年10月26日 (木)

自転車輪行のトラブル

 気がつくと、ブログの更新が1年以上も滞っている。書くことが仕事であれば、一般の人よりもマメに書けるはずだと思いがちだが、じつはそうではない。書くことが仕事だからこそ、仕事についやす労力・エネルギーが限定され、なかなかブログが書けないのである。好きなことを仕事にしてしまうと、その好きなことがつらくなるの例えだ。

 さて、そうは言っても書かなければならないことがある。ここは自転車ブログなので、自転車に関するトラブルは書かざるを得ない。長距離サイクリング、ツーリングに不可欠な輪行に関することなので、事件からちょっと時間が経ってしまったが、本業の書くことがひと段落した合間に、ご報告したいと思います。

 その「事件」は、もう9月も下旬だというのに、暑さがおさまらない日の午後だった。いつものように、都心進出のために綾瀬駅から地下鉄千代田線(始発駅なので、載せやすい)に、自転車を載せようとしたときだった。

「競技用の自転車を持ち込みましたよね。後輪もはずさないと載せられませんよ」と、若い駅員。たしかに私の輪行バッグは前輪だけはずすスタイルだが、これでもう15年以上、輪行にクレームをつけられたことはない。

「後輪をはずせという成文化されたものがあるなら、見せて欲しい」と返答したうえで、JR各社をはじめ、持ち込み荷物の「自転車の解体」の規定には「長さ・高さ・幅の総和が250センチ、長さは200センチ以下」とあることを主張したが、相手は譲らない「うちは後輪をはずすことになっている」と。

 ならば「成文化したものを見せろ。君では話が進まないから、責任者を呼んでくれ」となりました。かなり待たされたすえに、やってきた上司(茂串職員)はなんと「折り畳み自転車しか持ち込めない」などと言いだす。

東京メトロの輪行規定を見ると、「自転車は解体のうえ、袋に入れる」とだけある。なおも若い駅員が「うちは後輪も」と主張するので「自分勝手な解釈をするな。後輪もはずす規定なら、そう書き換えてから主張しろ」である。

「自転車を解体」を、前後輪にするのか前輪だけでいいのか、はたまた解体できるかぎり、ハンドルやペダル、ネジの一本に至るまで「解体」するのか、基準が書かれていないのでは困る。

「輪行はサイクリング協会と鉄道各社が、自転車活用による国民健康の増進、鉄道活用の推進のために、信頼関係のうえで結んだ歴史的な地平」であることを主張し、複数の鉄道会社が「総和が250センチ、長さは200センチ以下」と規定している以上、これが「慣習法」として適用される。これは法理論的に間違いのないところですので、輪行方法で鉄道会社と揉めたときは、論拠にしてください。

 こっちは全国数百万サイクリストの利害をかけて、引き下がるわけにはいきませんから、「あんたで判断できないなら、駅長を呼んでくれ」と踏み込みます。

 そこで茂串職員が折れて「到着駅に連絡して了解を得ますので、少々お待ちください」ということになった。さらに待たされた挙句「到着駅に了解を得ましたので、どうぞお載せください」

「ちょっと待った! 言ってることがサッパリわからない」である。「今後、いちいち始発駅と到着駅に了解をとらないと、輪行はできないのか?」

「いえ、そういうことではございません」平身低頭である。

 どうやら、上長かベテラン職員に窘められた雰囲気がありありだ。

「許可は必要ございません」

  そこで「駅の全職員に周知徹底してくれ。総和が250センチ、長さは200センチ以下」を説明して、ようやく乗車となった。この間の拘束時間30分ほど。民法709条「故意または過失によりて他人の権利・利益を侵害したる者は……損害義務に任す」(不法行為)である。

 思い出して腹が立ってきたので、つぎに仕事が一段落したときに、メトロ本社の問い合わせフォームに抗議文(返答と対処がない場合は、民事訴訟を起こす)を送りましょう。

自転車の駐輪などでもけっこうトラブルはあるので、続編に乞うご期待っ。

 

 

 

 

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2022年7月 5日 (火)

春日部の音楽カフェ

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春日部にあるカフェ音と友にさんです。ピアノを弾いているのは、店長の高橋一康さん。この季節は「少年時代」と「涙そうそう」です。

すこし早い真夏の昼間、ピアノの音色にうっとりしました。カレーも美味しいです。

 

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2022年2月25日 (金)

独裁者の危険な冒険

とりあえず、リンクしておきます。キエフの現状。

プーチンの東ドイツ時代(シュタージ=治安警察)のトラウマ、勤務後にドイツビールを飲む愉しみを「壁の崩壊」に奪われたことから始まったウクライナ侵攻。このさき、NATO加盟国と交戦になった場合は、そのまま第三次世界大戦になります。独裁者の危険な冒険で、人の命が奪われている。くり返される、独裁者の冒険。ヒトラーのオーストリア併合、ズデーデン地方割譲によるチェコスロバキアの崩壊、そしてポーランド侵攻。いまこそ、戦争反対の声をあげよう。

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2022年1月28日 (金)

選抜高校野球

特報

母校が選抜高校野球大会に出場することになりました。いつもながら打つだけのチームみたいですが、健闘を祈ります。

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2021年9月 9日 (木)

すこし豪華ランチ

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この豪華なランチは、

コクーンシティの魚盛さんです。

緊急事態宣言のなか、県域をこえました。自転車でですが。

美味しいものへの欲求は、抑えられない。

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2021年5月30日 (日)

佐原ツーリング

Img_20210501_134933 右は広大な田園地帯、左は何でしょうか?

関東平野でもいちばん広いところ。そう、ここは利根川下流域です。

わずかに丘陵が見えるあたりが北総台地の北端で、その向こうが佐原、銚子になります。

不要不急の旅ですが、公共交通機関を使わないということで、旅館業界の収益に協力してきました。

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佐原です。平日ということもあって、さすがに人が少ないですね。

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鹿島神社はけっこう人が多いですね。

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帰りは、雨模様でした。このまま行けば、確実に豪雨にさらされるということで、成田方面に回避。成田線の大戸駅まで逃げて晴れ間に入りましたが、つい欲が出て南下しようと丘越えに走ったところで、雨に遭いました。木陰で待つこと30分ほど、成田線方面に方向を修正。晴れたころに輪行。こころが疲れていましたとさ。ではまた🐱

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2021年3月11日 (木)

川越・大宮ツーリング

Img_20210303_121802_20210311105501 左手に見えているビル群が、さいたま新都心。中央やや右手が大宮です。

Img_20210303_141415_20210311105501 ここは大宮の氷川神社。

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川越は夜間なので写真なし。目的はここでした。コロナ禍で、入場券も事前申し込み制。ゆっくり観に行くのは、いまがチャンスかもしれませんね。と、不要不急の観光でした。

Img_20210304_145746車窓の外はDVDです。もう少しいろんな所の車窓があればいいと思いました。

 

 

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2020年12月14日 (月)

めざせ絶品チャーハン(取材編)

 グルメな有名人、たとえばイチロー元選手も、アメリカからもどった時は、かならず食べに寄ったという店に行ってきました。交通会館にあるチャーハンで有名な店(交通飯店)です。
 と申しますのも、自粛生活が長くなるとワタシの唯一の取柄である料理癖が、絶品チャーハンづくりに向かわせると思しますか。

 その昔、飯田橋(のち水道橋)に。ちよだという中華料理屋がありまして、ほかのメニューもそこそこに美味しかったですが、とにかくチャーハンが絶品でした。もうチャーハンさえあれば、おつまみは要らないという。ちなみに、もう閉店しています。

 いらい、絶品チャーハンをもとめて約30年。いまだに相当する絶品ラーメンには出会っていません。そのチャーハン行脚のひとつが、この店なのです。

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 コロナ禍のなか、順番待ちの行列も半端なく、15分は待たされたと思います。午後3時前に品切れ、行列中止でした。

 気を付けなければならないこと。普通盛りでも通常の1.5倍以上はあります。大盛りは倍だと考えてください。糖質接種過多になること請け合いです。

 カウンター越しに厨房を見ると、たぶん3人分(1.5倍×2+小盛り=セット用)をいっしょに炒め始めていました。具材は卵、ハム、ネギのみです。これで仕上がるチャーハンの味はというと、チャーシュー、蒲鉾(ふつうはナルト)、小海老を入れるワタシのオリジナルには劣るだろう、という予想どおりでした。見てのとおり、具材が少なすぎます。が、5分以上は炒めていた(途中、ネギを追加投入)のに、パラパラとしっとり、の適度な食感は、さすが名店だと思いました。食べ過ぎましたが……。

 あれほど長く炒めてもゴハンがふっくら、しっかりとしているのは、コメの品種だと思います。いま主流のコシヒカリ系ではダメで、売れ行き薄のササニシキ系でしょう。と、勝手に解釈。

 次回、めざせ絶品チャーハンのレシピを公開いたします。

 

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